また病院へ...

今日から Suandok Hospital の方で、放射線治療が始まる。
と同時に、2泊3日の予定で、1回目の抗癌剤治療も。
病室は一応個室だけれど、 バスルームやミニキッチンといった設備は無いみたい。
まぁ、今はもうけっこう自由に動けるようになっているし、入院日数も少ないから、
そんなに不便は感じないかと...
ただ、Sriphat と違って、Wi-Fi は無し。
と言っても、Sriphat のように、無料で使えるけれど、全く安定していないよりも、
いっそ無い方が、潔くて快適って気もする。
何にしても、暇つぶし用の本とか持ち込んでおいた方が良さそう...



11時半頃に、起こされて目を覚ます。
けっこう眠っていたはずだけれど、まだまだ眠い。
でも、起きないと...


すぐに朝昼兼用のごはん

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2種類のパンで作ったゆで卵とスライスチーズのサンドイッチ。
たっぷりめのサラダ、それにカフェオレ。
今日から2泊3日の入院なので、ほとんど在庫処分って感じ...



13時半には、Sriphat 13階の受付へ... って、予約表は14時になっている。
時間が余っているので、13階をブラブラ...
すると、未だ顔を覚えていてくれた、耳鼻科咽喉科の看護婦さんが話しかけて来て、
先ず受付順番を飛ばし、必要なカルテをすぐに揃え、1階の薬局で何かを受け取り、
そのまま Suandok の放射線科まで案内してくれた。

Suandok の放射線科、Sriphat の診察日とは、患者の顔ぶれが違う...

で、すぐに案内してもらったのはいいのだけれど、主治医が未だ来ていないとかで、
ずっと待たされるコトに...

15時過ぎに主治医が登場。
とりあえず、イミグレに提出する書類にはサインをもらえた。
それから別の場所に行って、書類に病院のスタンプも押してもらった。
これで、明日は予定通り延長手続きが出来そう。
で、今日はこれから、放射線治療に使うマスクとやらを作るらしい。
つぎはその順番待ち...

16時、予定では入院手続きをしている時間。
でも、まだ地下の放射線科で、自分の順番が来るのを待っている。
日本の大学病院だったら、平気で半日とか、それ以上待たされたりするらしいし、
そういうのに比べたら、このくらい大したコトはないけれど、やはり疲れる...

16時半頃になって、ようやく自分の順番が来た。
先ず台の上に寝せられ、その後、温かいネットのような物を顔に被せられる。
喉の穴を半分くらい塞いでいるような感じで、けっこう苦しい思いを...
ネットが少し冷えて顔の形に沿って固まって来たら、あちこちテープを貼ったり、
何やらいろいろ書き込んだりして終了。
どうやら今日はこの型を取るだけで、治療開始は明日からになったらしい...



17時過ぎ、放射線科での用事が済んだので、病室が在るというビルへ向かう。
ちょっと遠いと言われたけれど、車椅子が来るまで、ここで待つのは面倒だったし、
病室からここへ来る道順も確かめておきたかったから、歩いて行く事にする。

かなり歩いて、ほぼ東外れの建物へ入り、そこの2階でようやく入院手続きの開始。 
検温、血圧チェック、採血、身長と体重測定などなど、初めてなので時間がかかる。
にしても、ここに居る看護婦さんたち、みんなベテランっぽい。
全体に若い Sriphat とは全然違う雰囲気...

17時半頃になって、やっと案内された病室は、東南角の210号室。

個室で、エアコン、扇風機、冷蔵庫、テレビ、クローゼット、食器棚完備。
お約束の付き添い用ソファベッドもあって、寝るだけならじゅうぶんな広さ。
Wi-Fiは予想通り無し。

2階だから眺めは悪いし、バスルームも無いけれど、今回は2泊3日だけのコトだし、
今は自由に動き回れるくらいの元気があるから、それほど不便は無いような...

で、入院手続きが遅かったので、抗癌剤治療の開始も明日からになってしまった。
治療開始が1日遅れるってコトは、終了も1日遅れるってコトで、既に延泊が決定。
入院はこれで3回目だけれど、その度に延泊がセットになっている。
何か病院から虐めを受けているんぢゃないかって気もしたり...

更に、手続きが遅かったせいで、食堂への注文が間に合わず、今日の夕食は無し。
必要なら自分で何か手配して欲しいと言われる。
てか、部屋に案内される頃には、既に食器の片付けとか始まっていたように思うし、
間に合うとか間に合わないとか、そういう問題では無いような...

病院に居るとは言っても、今は食べる物に制限は無く、代わりに食欲がある。
そして、同じ食べるのなら美味しい物の方がいいに決まってる。
そんなワケで、The Gigantea さんに電話して出前をお願いすることに。
美味しくて、ここでも食べやすい物ってコトで、天丼と鉄火丼をそれぞれ注文。



18時半頃に晩ごはんが届いた。
鉄火丼と天丼、どちらも全くご飯が見えないくらい具沢山。
これに、自家製豆腐のお味噌汁と大根の煮物、お漬物が付いて来た。

さっそくふたりでシェアして、いただきます!
お味噌汁と小鉢の器が無くて、その点は残念と言うか、ちょっと寂しかったけれど、
いつもと同じ、 期待を裏切らない美味しさに感動。
でも、前回の入院中に胃が縮んでしまったので、今まで通りには食べられなくて...
すぐにお腹がいっぱいになり、もっと食べたいのに食べられない。
思っている (望んでいる) 半分くらいしか、お腹に入って行かないような感じ。
仕方が無いので、天ぷらや刺身などの具材だけ食べて、ご飯は半分くらい諦める。
美味しい物を残してしまうのは、何だか寂しいし悲しいけれど...

そして、食事の後はとにかく水。
1日に最低でも2ℓ、出来れば3ℓは飲むようにと言われているから、 先ずは0.5ℓ。
それから、冷たい午後の紅茶をはさんで、更に0.5ℓ...



ところでこの建物、放射線と抗癌剤治療の専用病棟らしいけれど、使っているのは、
1階と2階部分だけで、合計20しかベッドが無いみたい。
しかも建っている場所が、放射線科の入っているビルから遠く離れた東の外れ。
抗癌剤治療中は、副作用でフラついたりするコトとか、けっこうあるみたいだから、
向こうまで治療に通うのは、かなり大変そうな...
あと、ここはタイの病院にしては珍しく門限ってのがあった。
それも20時とかって、妙に早い時間に...



20時過ぎに点滴用の針を入れられる、それも、ベッドの向きの関係で右腕に。
入院中はこのままみたいで、ちょっと不便だけれど、仕方が無いと諦めるしか...

21時少し前には、注射と点滴が来た。
いや、注射器と点滴用バッグを持った看護婦さんが来た。
まず何だか判らない注射を2本打たれる。
既に入っている針経由だから痛みは全く無く、液が入って行くって感覚があるだけ。
そしてけっこう大きな点滴バッグが吊るされる。
でも、これはまだ抗癌剤では無く、事前に腎臓を保護するのが目的らしい。
点滴の注入量は機械管理で、注入量が 100ml / h にセットされている。
ってコトは、点滴バッグの容量がが1000mlだから、全部落ち切るのに10時間。
そんなにかかるとは言っていなかったけど...

この病棟、検温とか血圧チェックとかは、あまり熱心ぢゃないのか、 誰も来ない。
気持ち良く眠っている時に、邪魔をされる心配が無いのは嬉しい。
でも、ここは病院だし、何かちょっと妙な気分…


ブログ その66